7/20
338人が本棚に入れています
本棚に追加
/369ページ
朝日が眩しい 二人手を絡め 優しく強く握る… この手を二度と 離したく無いから     『ただいま~って誰もいないわな…まぁ入って』   『おじゃまします‼久しぶりだな~この家も…』   『俺が怪我した以来かな…部屋決まるまで此処に住むけど大丈夫?』   『ん…ヒロの部屋に寝れるし‼着替するときだけ…ね……』   『着替するときだけ居れば良いんだな❤よっしゃ‼』  『そんなわけないでしょ‼でもヒロなら良いかな?今更だしね』   大胆な発言 眠っていた狼が 遠吠えを始める… ちょっと落ち着けよ 深呼吸…ふぅ~ふぅ~   『暑いから一枚脱ぐね…』  肩からチラッと ブラヒモが… 落ち着いていた 狼が立ち上がる 立ち上がり 先程より大きく 遠吠えを始める…   『ヒロ?どうしたの?』   この世に… いや 今此処に 狼を倒せる人 居ませんか… 僕に倒せる力が いや 理性がありません   『ヒ…ロ…?』   何も見えなかった ただただ 抱き締めていた 何でかわからないけど 目から水が流れてた… 安心と不安 まだ心の奥底に 離れていく? その気持が拭えない… そして こんな時に 狼が遠吠えをするなんて 情けなかった… バカ息子…
/369ページ

最初のコメントを投稿しよう!