第三章 闇(病み)

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幻聴が聞こえるようになってからの准汰は、ヘッドホンを付け、一日中ゲームをして現実逃避する生活をした。 ゲームの世界では誰が死のうが簡単に生き返らせることができる。大きなミスをしても何度でもやり直しができる。誰も自分を責めない。自分が正義で居られる。 准汰はゲームの世界に没頭していった―― 准汰が引きこもって一年、准汰は別人と化していた。
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