入居1日目
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だが、途中完璧に道に迷ってしまった。 洋一郎が書いてくれた地図は、拓矢にはおおざっぱすぎて分からなくなってしまったのだ。 普通の人なら分かるであろうその地図は、いつどこで何をするにも人任せだった拓矢にとって簡単に書かれ過ぎていて逆に難しかった。 「チッ、ここ何処だよ…」 いつもなら人に任せるとこだが、あいにく任せれる人がいない。 とにかく我慢して、分からない地図を頼りに歩いた。
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