使い魔は魔神!?

旅の始まり

リリはすぐさまにカイの言うとおりに目を閉じた。
カイは手を上に挙げ、魔法を唱えた。

『【フラッシュ】！』

兵士達の目の前で強く光だした。

『うお！目眩ましか！』

兵士が怯んでいるうちにカイはリリの近くまで来ていた。

『おい！リリ…！』

『カイ!?怪我は大丈夫!?早く手当てしな…』

『待て！そんな事より…』

『そんな事よりって！早く手当て…』

『このままだと俺達は遅かれ早かれ確実に死ぬ…だからその前に賭けをしよう。』

『なによ！それ…賭け？』

『そうだ…まあ簡単に言うと…アレだ…俺と契約をしよう』

『!?契約って今さらそんな事をしても…』

『どうにかなるかも知れないんだ…契約すれば俺は強くなれるかもしれん…そしたらここを切り抜けられるかもしれない…』

『そんな…』