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『さて…リリ!ここを突破するぞ!』
『うん!』
『相手は2人だ!一斉に戦えーっ!!』
兵士達はカイ達に一斉に斬りかかった。
『今の俺には当たらねーよっと…』
カイは華麗なステップでそれを避け、町の出口に向かった。
『ここは通さんぞーっ!!』
『いいよ別に。無理に通るしな』
『何!?うぉ!!』
カイは一瞬で兵士の目の前にダッシュし、兵士達を吹き飛ばし、町の外に出ることに成功した。
『カイ!やったぞ!町から出た!』
『ああ!とりあえずもう少し遠くに逃げるぞ!出発だ!ついでにこのまま力を取り戻す旅にな!』
『――か、カイ…!でも…』
『でも…じゃねーぞ!お前は俺の使い魔だろ!?力を取り戻してもらわないと、俺が困るんだ!い、行くぞ!』
『か、カイ…!う、うん!出発だ!』
リリは戸惑っていたが、カイの一言で決心がついたようだ。
『お前ら何をやっている!?これだけの兵士がいるのに、なぜ少女1人捕まえられんのだ!?』
カイとリリは敵から逃げているのに、なぜか嬉しそうであった。
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