第一章~出会い~

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その日は文化祭で少し遅くなった私を、 自宅で出迎えたのは、いつもと違う態度の母。 『ただいま。 ……なに?なんかあるん?』 『お帰り。……あんたには言うなって言われてるから』 と、母は自分の手で口を隠した。 『はぁ?なんかあったん?』 『……』 母は無言のまま階段を指差して奥の部屋に戻って行った。
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