時の足音

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神流 夢芽 高校2年の16歳 髪は漆黒で背中までの長さ 目も同色でちょっとネコ目 が、そんな事は今の彼女には意味が無かった SF小説によくあるトリップ いま私自身が経験している現状です この世界、戦国時代に来て今日で約30日経過しました ちなみに、この世界に来た切っ掛けは階段から足を踏み外し、落ちるというありきたりなモノです ついでにいうと元の世界では3分だけしか経っていません 腕時計は秒針だけが正確に動いています 分針は10日に1秒だけ動きます ぶっちゃけ、史実の戦国時代とは懸け離れていますが、慣れるとそんなに気になりません 最初この世界に来てしまった時は戸惑い挙動不信になり、夜な夜な自己嫌悪と自虐でいっぱいでした まぁ、それも今は無くなりましたけど…… でも、慣れたら慣れたで別れが辛くなります 私的には笑って別れが言いたいので、この気持ちは胸の内に仕舞っておきたいのですがこの方は……それさえも許しては貰えないのでしょうか  
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