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エリスとシェリルの会話の間にもデウスエクスマキナが奏でるBGM、もとい騒音は止まない。
煩わしくなったリクはシャーロックに怒鳴る。
「もう止めろよアレッ!いい加減疲れただろう!」
怒鳴られたシャーロックは至極心外そうに顔を赤らめる。
「俺じゃねーよ!俺だったらもう止めて…」
「オレだよ、オーレ!」
デウスエクスマキナのBGMが止まると同時にアレンが現れた。
「なんだよー、もう少し鬼ごっこしてなよー。」
「もう充分だから!罰ゲームだけど最早俺被害者!全陪審員が俺の味方だね!」
「何やってんだよ、アレン。」
リクが叱りつけると、アレンは口を尖らす。
「周りに迷惑かけておきながら責任逃れしようとして、ついでにデイジー弄るシャーロック君に見かねたのでありまーす。」
「謝れ、シャーロック。」
あっさり矛先を変えるリクにシャーロックは狼狽する。
「うわっ、切り替えはやっ!一回俺フォローする手考えようぜ!あえて俺をフォローしてみないか少年!」
「そりゃないって。」
高い声で笑うアレンの隣でリクは「やれやれ…」と零す。
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