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「ハウルロイド…シェリル・ハウルロイド…。」
「もう既知よね?」
「俺達の世代は皆知ってるさ、そして憎んでいた…。」
リカルドは深いため息をつく。哀愁が漂う、神妙な面持ちだ。
「…まぁ、過去の話だ。それに今使うならプロパガンダにするさ、勿論プラスの意味でな。」
リカルドはまた中継に映像を戻した。
暫く無言で映像を見ていたが、ある人物が目に留まった。
「ルーイ・クラウスター・ジュニア…。」
「一番気になるのはやっぱそこね…。」
リカルドの僅かな感情の起伏をサリアは見逃さなかった。
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