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シャーロックはシオの姿に一種の違和感を感じた。先程のラウルの時とシオの様子が違う。
両目はリクに向けられていない。
視線が、固体として見えそうなくらい、定まっている。
その先は、恐らく自分を吹き飛ばしたデウスエクスマキナだろう。
それは、シャーロックにもわかった。
正確にはそれしか無いからだ。
シオはデウスエクスマキナしか見ていない、ラウルを度外視している。
シオは、独りだった。
リクはそんなシオに少しばかりの歯がゆさを感じた。
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