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リモートコントロールで操作していたデウスエクスマキナは大量に受けたライトニングヴェスパーによってショートし、機能を停止させている。
映像のルーイ・クラウスター・ジュニア…、ラウルは多くの生徒に囲まれて、降参と云った具合に俯いている。だが、肩を小刻みに震わせている。前髪の間からは怒りと不快さが隠った上目が伺いしれた。
「彼には悪い事をしたかな、ククッ。」
リカルドは映像を移す輪を錯綜するそれの集まりに戻し、作業を再開させた。
自身はドカッと後ろの椅子に腰掛け、満足げに背伸びした。
「リカルド、一応誤魔化しておく?」
「あぁ、適度に。係を向かわせてさっさと回収させろ。」
面倒臭そうな返答にサリアは呆れながらも、アナウンスを始めた。
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