6.ダンジョンプレイ【ハイド・アンド・シーク】

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ルーカはサングラスを掛け直した。 口元には表情の欠片も浮かばせていない。サングラスが両目を隠しているせいもあって、それはさらに際立った。 唇の間からただ言葉を落としていく。 「わかっているだろう?今のお前達には我々がいる高みには届きなどしない。地べたの蟻に、鷹は落とせない。」 ルーカはそう告げて踵を返した。 「あっ…アイツゥ~…」 リクはシャンディラの×目に圧迫されながらも両腕を上げ、鳳嘴を抜こうとする。 「リクさ~、さっき迷ったでしょ?」 アレンは星目の噛みつきをかわしながら問い掛ける。 「…ああ…。」 リクは正直に答えた。鞘から刀身が見えている。 「なんでっ?!」 「遠回しに…弱いって云われた。」 「あぁっ?!」 刀身が半分見えた。 「ったく、とっ、足りない頭っ、でっ、意味ないこっ、とっ、をっ、してんじゃないっ!」 かわしながらの為話が途切れ途切れになる。 アレンは横目でリクを見やった。 「うっ、るっ、せぇ!」 リクは力を振り絞って鳳嘴を引き抜いた。
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