6.ダンジョンプレイ【ハイド・アンド・シーク】

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ルーカは黙ってシャンディラが両断され、焼かれ、燃え尽きているのを黙って見ていた。 シャンディラの体は融けるように火に侵食され、白のフェルト状の表皮が真っ黒にただれ、やがて煙と混じりながら崩れ落ちた。 「ならせいぜい、望んだ空の風に、その身を切り刻まれればいい。」 ルーカは再び人型を配して、新しいシャンディラを生み出し、背を向けた。 「名乗れよっ!」 リクが鳳嘴を突き付けて叫んだ。 ルーカはゆっくり、首を捻った。 サングラス越しでもわかるくらい視線を鋭利に研ぎ澄ましている。 「今から、アンタの所に行ってやる。」 リクは不適に笑って見せた。 心に暗雲は無い。 身震いがするほど、晴れ渡っていた。
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