6.ダンジョンプレイ【ハイド・アンド・シーク】

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「…5 in 2 が一人、ルーカ・ディエゴ。」 変わらぬ口調で言い残し、ルーカはそのまま迷宮の奥に消えた。 「リク、ヤバいよ。人数二十四人に減ってる。西組二人残して全滅。」 アレンはPDAの画面を見て呟いた。 カウントは24を示している。 「…なら、ひとまず味方と合流だな。」 「オーライ。」 「なぁ、アレン。」 「ん?」 「…届かねーなら、腕を目一杯伸ばしてやればいいよな。そうすりゃ、かならず届くよな。」 「そりゃ、ね。」 アレンはフッとため息をついた。 リクは深呼吸して、襲いかかろうとするシャンディラに真っ直ぐ鳳嘴を向けた。
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