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「チェックメイトですよぉ、センパイ。」
シャーロックはニタニタと笑みを浮かべる。
周囲の煙はすっかり晴れ、リーシェンは完全に無防備になった。
リーシェンは何か謀るような顔でキセルを吸った。
「たった一人で正面守れるのかぃ?」
煙を吐いたリーシェンの目つきを鋭い。
「シャーロック一人じゃないさ!」
後ろの男子が一人叫んだ瞬間、リーシェンの周りを幾枚の発光するプレートが囲んだ。
「っ、こいつは…。」
シャーロックが少し左に寄ると、そこにはウィル・オブ・ウィルを展開するラウルがいた。
口を真一文字に引き結び、キッとリーシェンを睨み付ける。
「さぁてはて…虎の子と遭遇かぁ…。」
リーシェンはほくそ笑みながら、両手を高々と掲げて見せた。
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