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シャーロックは肩で息をしながら、ラウルの様子を見、ハンマーを構える。
「さぁてはて、次はそっちがチェックメイトさね。」
リーシェンはキセルを吹かす。
目を細め、笑ってはいるが殺意は消していない。
「…そうッスねぇ。」
シャーロックは屈んで、左の革靴の靴ひもを結び直した。
リーシェンは満足げにキセルをくわえた。
「理解が早いのは良い…」
「オラァ!」
立ち上がったシャーロックはリーシェンの顔面目掛け革靴を靴下ごと投げつけた。
「っ!!」
リーシェンは首を傾けかわすと、シャーロックは賺さずハイパースウェルをぶつける。
「オブホッ!」
衝撃波をマトリクッスを連想させる柔軟な回避を見せつけるリーシェン。
跳ね返るようにリーシェンは起き上がる。
「ちょいと不潔な不意打ち…。」
苦笑いしながらシャーロックを確認しようとするリーシェン。
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