6.ダンジョンプレイ【ハイド・アンド・シーク】

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シャーロックは肩で息をしながら、ラウルの様子を見、ハンマーを構える。 「さぁてはて、次はそっちがチェックメイトさね。」 リーシェンはキセルを吹かす。 目を細め、笑ってはいるが殺意は消していない。 「…そうッスねぇ。」 シャーロックは屈んで、左の革靴の靴ひもを結び直した。 リーシェンは満足げにキセルをくわえた。 「理解が早いのは良い…」 「オラァ!」 立ち上がったシャーロックはリーシェンの顔面目掛け革靴を靴下ごと投げつけた。 「っ!!」 リーシェンは首を傾けかわすと、シャーロックは賺さずハイパースウェルをぶつける。 「オブホッ!」 衝撃波をマトリクッスを連想させる柔軟な回避を見せつけるリーシェン。 跳ね返るようにリーシェンは起き上がる。 「ちょいと不潔な不意打ち…。」 苦笑いしながらシャーロックを確認しようとするリーシェン。
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