6.ダンジョンプレイ【ハイド・アンド・シーク】

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移動しようと歩き出すと前方から雷が飛んできた。 アッシュは右手の鉄甲の手のひらに作られた窪みのような砲門を翳す。 「ラピッドファイア。」 雷と火の弾丸がぶつかり合い、爆散する。 「ちっ!」 雷を放った別の男子はすぐさま別の道に逃げ込んだ。 アッシュはため息をつくと、そのまま前進した。 5 in 2の面々は迷宮を大体把握している。細かい道は流石に記憶しかねるが、真ん中へ続く順路は全員わかっていた。 アッシュは両腕の鉄甲がジャラジャラと身を揺らす音を落としながら前進した。
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