6.ダンジョンプレイ【ハイド・アンド・シーク】

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「おいっ、何やってんだ!」 道を曲がって一人の男子がやって来た。手に短槍を持っている。 「何っ?!」 大声に大声で返すエリス。その反応に男子はビビるが、身振りで説明する。 「北から入ってきた二年生が向かっているんだよ!早く逃げろっ!!」 エリス達に戦慄が走った。 「確かに、な…。」 デイジーが地図を見て舌打ちする。 エリスは通信を切り、鉄扇を握り締めて立ち上がった。 「仕方ないわね。ずらか…、っ!!アンタ!」 エリスが血相を変えて叫んだ。 「へっ?」 男子が首を傾げると、後ろから赤い閃光が湾曲しながら向かって来て、男子にぶつかった。 爆発音と爆風が瞬時に拡散し、エリス達はただ伏すしか出来なかった。 沸き立つ煙の中で男子は光と共に転送された。
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