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「おいっ、何やってんだ!」
道を曲がって一人の男子がやって来た。手に短槍を持っている。
「何っ?!」
大声に大声で返すエリス。その反応に男子はビビるが、身振りで説明する。
「北から入ってきた二年生が向かっているんだよ!早く逃げろっ!!」
エリス達に戦慄が走った。
「確かに、な…。」
デイジーが地図を見て舌打ちする。
エリスは通信を切り、鉄扇を握り締めて立ち上がった。
「仕方ないわね。ずらか…、っ!!アンタ!」
エリスが血相を変えて叫んだ。
「へっ?」
男子が首を傾げると、後ろから赤い閃光が湾曲しながら向かって来て、男子にぶつかった。
爆発音と爆風が瞬時に拡散し、エリス達はただ伏すしか出来なかった。
沸き立つ煙の中で男子は光と共に転送された。
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