6.ダンジョンプレイ【ハイド・アンド・シーク】

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反面、エリスが見せるのは別の笑顔だ。 「どーですかぁ、先輩!たった三人の女子に良いようにされるのはぁ!」 「エリス、キャラが崩か…」 「デイジー、シェリル!構えときなさい!畳み掛けるわよ!」 完全に別の人格に支配されているエリスにデイジーとシェリルは背筋に軽い戦慄すら感じる。 エリスは振り返り、次は血色のいい、弾けるような笑顔を向けた。 「絶対勝つ方が気持ちいいんだから!それを教えてあげる!」 「うしっ!任せろっ!」 デイジーは気合い十分に即答する。 シェリルはキョトンとして首を傾げるが、頬を紅潮させて頷く。
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