6.ダンジョンプレイ【ハイド・アンド・シーク】

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「それでも、君達は知るべきだ…。自分達と我々の差を。」 アッシュはバーンウェイブをシェリルに浴びせる。炎の波がシェリルを包んだ。 シェリルはチャージインパクトで波に風穴を開け、素早くアッシュの死角に回り込む。 が、攻撃に移ろうとしたシェリルにはアッシュの肘が向けられていた。 「縁無き衆生は度し難し…。」 低く呟いたアッシュのブレザーの、肘の部分が焼け、黒い鉄甲と、さらに関節部分に付けられた窪みが露出する。 「ブリッツパール。」 発生した複数の雷球がシェリルを襲う。 (避けられないっ!) シェリルの時間が止まった。脳が目まぐるしく回転し、思考を交錯させる。
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