7.ダンジョンプレイ【オアシス・イン・ザ・デザート】

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「大丈夫…、まだやれる…。」 デイジーは起き上がり、壁にもたれた。 デイジーが転送されていないのを見ると、戦闘不能になる程の傷じゃない。しかし、ダメージの大きさは顕著だった。 「それより、シェリルを…。」 「私も、大丈夫…。」 シェリルも起き上がり、その場にしゃがみ込んだ。咄嗟に魔力を高めて防御力を上げたのだろうが、体中を巡った痛みがまだ残っているらしい。仕切りに左腕をさすっている。 「フゥ、とりあえず脱落しなかっただけでも奇跡ね…。あっ、無理しなくていいのよ?」 心配するエリスにデイジーは指を突き付ける。 「お前はどーなんだ、エリス!」 「私は大丈夫、ノープロブレム、モーマンタイよ。」 エリスは気丈に笑いながら、鉄扇を振るった。 床に円が出現し、暖かな光を差す。
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