7.ダンジョンプレイ【オアシス・イン・ザ・デザート】

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シェリルは内股でしゃがみ込み、レイピアを両腕を抱き締めた。 目を伏せて、肩を窄め、キュッと閉じこもっている。 だが、意識の一部が枝分かれして、デイジーに引き寄せられている。 「まだツラい?」 エリスの問いに、シェリルはその意識を引っ込めた。 「ううん…楽になった。」 エリスに笑顔で返すがぎこちない。それをエリスは目ざとく見つけた。 「ホントに?」 「ホント…大丈夫、だから…。それより、デイジー…。」 「ん?」 デイジーは惚けた表情を見せる。 「私なんかを庇って…。そんな、ケガして…。」 「あー、あたし頑丈だから。気にしないで。」 あっさりとした返事がシェリルを不安にさせた。 デイジーは尚もシェリルの表情が晴れないのを訝しげに思う。
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