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あからさまに引きずっているシェリルにデイジーは指を指した。
「あたしは、シェリルを守る為にやったんだ。お前の心配はしても、される筋合いは無い。あたしだって、庇ってやられるヘマなんてやらないよ。」
怒ったように声が張り詰めるが、険は無い。
「デイジー、もう少し言葉選びなさい。」
見かねたエリスが軽くデイジーの肩を叩いた。
「シェリルにケガが無くてよかった、私は大丈夫だから心配しないで!でいいじゃない。素直じゃないんだからー。」
「そ、そんな甘ったれたセリフ云えるかっ!」
頬を赤らめたデイジーはそっぽを向いた。
シェリルは笑いながらフォローする。
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