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「…大丈夫だよね?」
椅子に腰掛けて力無く云うシオ。自分のベッドの下に潜り込んだシャーロックを横目で気にしている。
「一番損してるのお前なのにな~。まぁ、災難だったな、後で何か奢るからよ。」
「じゃあ僕はミートローふぎゃっ!」
シオへの励ましに悪乗りしたアレンをリクが蹴飛ばした後、また三拍子が響く。
「…今のは隣から。」
「あー…みたいだな…。」
シオは椅子から、リクとアレンは部屋の真ん中で並んで、そして追われる身のシャーロックはベッドの下から固唾を飲んでドアを睨んだ。
鬼が出るか蛇がでるか。
向かいで三拍子が響く。
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