4.スタートライン

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しかしベッドの下に収容仕切れなかったシャーロックの足を見逃す道理は無い。 「あっ!はっけ~ん♪」 少女はにっこり微笑むとシャーロックの足を鷲掴みにし、強引に引きずり出した。 「あじゃじゃじゃっ!!ちょっ、ちょちょちょ!!たんまたんまたんま!!」 シャーロックは必死な形相で訴える。少女は怪訝な表情を浮かべた。 「何だ?ここまで逃げといてまだなんかあるのか?男なら潔く殺されろ!」 「いやいやいや!!殺しちゃダメでしょ!!覗きで人殺しちゃダメだよ、そんな残酷な結末俺はやだよ!ってか女の子の裸見て死ぬよりキミのその多分おそらくパッと見Dカップなおっぱいに挟まれて死にたい!」 「じゃあ首だな~。」 少女はシャーロックを引きずりながら後ろから腕を組んで首を締め上げる。願望通り後頭部が豊満な胸の間に挟まってはいるようだ。 「し、しあわ、いや死…ぐぇああ゛あ゛あ…。」 途切れ途切れの断末魔を上げてシャーロックは少女に引き摺られ、廊下に連れ出された。
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