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「私はエリス・ヒュウガ。君の部屋がこの階って事は同じクラスか、ヨロシクね!」
「シオ・クォール、です…。」
「そんな怖がらなくて大丈夫、私はデイジーよりおしとやかだから…デイジー!もういいって云った。」
エリスはシャーロックに跨ってキャメルクラッチを喰らわせているデイジーを引き離す。
シャーロックは白眼を剥き出しで涎を流して倒れていた。白眼と刺青が混ざり合ってなんとも恐ろしげだが、その顔は心なしか幸せそうだ。
「見られたのは私だし、アンタがいきり立たなくてもいいじゃないー。」
デイジーは不満げに口を尖らせる。
「だって~…、コイツは覗きをした悪い奴…。」
「年頃の娘がそんなカッコで男の巣に飛び込んじゃダメでしょー。私もあれくらいの覗きは平気だから。」
デイジーを引っ張ってエリスはまたシオの部屋に顔を出す。
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