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「じゃあ一旦戻るねー!あー、ちゃんと生徒会の人呼ぶから、被害者はちゃんと介抱してもらって、壊れたドアはちゃんと直してもらって!他に壊された人もね!」
廊下に呼びかけた後、エリスはシオにウィンクする。
「明日ちゃんとスジ通しにくるね♪」
そのままデイジーを引っ張ってエリスは去っていった。
デイジーがいなくなって平穏が戻った男子寮で野次馬だった生徒達は慌てて被害者を助け出し始める。
「…なんだろぅなぁ…」
廊下のざわめきが無遠慮に流れ込む部屋の中で、シオは疲労を感じてへたり込んだ。
怠い疲労とどこからか流れ込んできた充足感が胸に詰まっている。
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