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カークスはシオの返事もロクに聴かずサッと立ち上がると、渡り廊下に向かってスタスタ歩いていった。
シオは言葉をかけなかった。
寮の部屋に戻ったシオは手帳を取り出し、カレンダーを見た。
「…明日から三日間、オリエンテーション…と。明朝九時半に二階ドアーズルームに集合…。持ち物は…」
生徒会から伝達を受けた明日の予定を口頭で確認する。
「…よしっ。」
シオは満足げに手帳を閉じ、冷蔵庫からカップに入っているティラミスを取り出して軽い夕食をとる。結局食欲はあまり出なかった。
その晩、シオは目が冴えてよく眠れなかった。
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