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アレンの口説きにデイジーは純粋に感銘する。
「なろぉ…俺を踏み台に…。」
「だったら紳士になるんだな。」
懲りないシャーロックを黙らせるリク。
「俺もシャーロックと同じなのか?」
さり気なく連中の中に含められたシオが尋ねると、リクは頭をポンポン叩いた。
「大丈夫、大丈夫。お前はマトモだよ。」
「あっ、エリス!こっちこっち!」
デイジーの呼びかけを見つけてエリスが近付いてきた。
右手でキャリーケースを引き、左手には三つの紙袋を持っている。腰の両側には白と黒の扇を付けている。
「探したよ~デイジー。」
「あっ!キミが噂のエリス・ヒュウガ?!」
アレンはエリスをすっかり気に入ったらしい。
「えぇ、そうよ。アナタは確かシオの部屋にいたアレン君ね、ハイこれお詫びの品!」
素早くアレンに紙袋を渡すと、リクとシオにも渡す。
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