24.メイビーブルー

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「うぬおぉおぉぉ!!シオォォォ!!!シェエエリルゥゥウウ!!!」 盛大に場違いな大声が保健室の内部を震撼させた。 「だぁからやかましいんだよぉ!!!」 間髪入れずペネロペが大音量で殴り返す。 「っはうっ!スイマセン!」 大声の主、シャーロックは思わぬお叱りに驚いた後、シオのベッドを囲むリクとシェリルを目ざとく見つけ出す。 「おおぉっ!!見つけっ」 「シャーラァップ!!」 シャーロックの言葉を再びペネロペの怒号が木っ端微塵にする。シャーロックはやたら低姿勢に謝りながら、ベッドの側に寄った。 「んじゃ改めて…」 「改めて、なんだ?またシャウトか?シャウトなのか?」 「ちげーよ!こう…無事で良かった!みたいな?」 「無事ってな……。」 リクは呆れ顔でシオを見やった。 シオはいつの間にか目を開いていた。腫れが引いていない右の瞼を気にする素振りを見せながら、側にいる三人の顔を順々に見渡す。
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