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「コイツは?」
リクが紙袋を覗きながら問う。
「チョコレートよ!レオニダスっていうとこの上等の品よ。昨日の内に実家から送ってもらったの。」
「そいつは、わざわざ悪かったな…。」
「いいのよ。私の為とはいってもデイジーが迷惑かけちゃったしね♪それにコンシリエーレが魔法使える運び屋抱えててさ、二時間で必要分届けて貰ったから♪」
「コンシリ…なんだって?」
リクは質問するがアレンが入って立ち消えた。
「一足早いバレンタインデイと受け取っていいのかな?ミス・エリス。」
相変わらず口説く気満々のアレン。
「じゃあお返しきっちり貰わなきゃね♪」
エリスが笑って受け流す。
「…あり?俺の分…。」
背中越しにシオのチョコレートを見ていたシャーロックが恐る恐る声をかける。
「シャーロックが貰えるわけ無いでしょ。」
シオの正論にエリス以外が一様に頷く。
「なっ、おまっ!わっ、わかってるよ!」
シャーロックはまた萎縮するが、エリスが話しかけてきた。
「貰えないのは当然!私の裸、タダじゃないんだから。」
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