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「ス、スリジャヤワルダナプラコッテ!!」
演説を締めようとしていたリカルドを得体の知れない叫びが妨害した。
叫んだのは今デイジーに顔を掴まれてているシャーロック。ついさっきまで爆睡していたのだ。雄叫びの主に気付いた周囲の一年生が睨みなり、半笑いなりの様々な表情をシャーロックに向ける。
リクとシオは嘆息し、アレンとエリスは笑い声を漏らした。
先程とは属性が違う小さなざわめきで白けさせられたリカルドはため息を付き、「では各自予定通りに行動するよう。」とだけ告げてさっさと退場してしまった。
それを合図に一年生もアリーナの出口に向かう。
「お前、No.2を怒らせたな…。」
デイジーの言葉でようやく現状を理解したシャーロックはみるみる内に青ざめ、デイジーの大きな掌越しに呻き声を上げた。
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