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一方の1-Bが使う第四ミーティングルームでは…
四人座れるプラスチックの長椅子と同じ規格のデスクが五台ずつ三列に並び、正面にはホワイトボードが二つと巨大な電子ボードが壁に設置されている。タッチ式で操作できる最新型だ。
シオ、アレン、リク、シャーロックは一つの長椅子に並んだ。
「なんでスリランカの首都なんて叫んだの?」
アレンに尋ねられ、シャーロックは首を捻った。
「うーん、よくわかんねぇや。気付いたらターミ…デイジーに顔握りつぶされそうだったしなぁ。」
「あの中で寝られる神経の方が俺にはよくわかんねーよ。」
リクの皮肉にシャーロックはまた青ざめる。
「イヤイヤイヤ…でもやべーよなぁ…絶対睨まれているよなぁ、オレの青春もうスタートでミスったよな…。」
落胆するシャーロック。
「素直に謝れば、許してくれるんじゃないか?」
シオがフォローするがシャーロックは苦い顔で返す。
「ゴメンナサイ、で許してくれる人かねぇ…。やっぱ粗品付きだよな…。オレ金無いんだよな…。」
「お金があれば、いいのか?じゃあ…。」
「おいおい、待てよシオ。」
シオの邪気の無い提案を云おうとしたのを慌ててリクが止めた。
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