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昼食後、体操服に着替えたシオ達は模擬実技演習の為第八道場に移った。各クラス二十人が別々の道場に分かれて行う。
道場は畳を敷いた和式であり、広さは数十畳はある巨大なものだ。これが後十四室あるのだからつくづくチュートリアルハウスの内部構造はよくわからない。
「あぁ…ダルい、気持ち悪い…そしてアーイムハングリー…。」
アレンは青ざめた顔でしゃがみ込んでいる。シオが心配そうに声をかけた。
「だから食べろって云ったのに…。エリスから貰ったチョコレート食べる?」
「あー…そっちのカバンに入ってる。」
シオはアレンのトートバッグからエリスに貰ったチョコレートを出し、箱を開けて一つ、アレンに与えた。
「ゴメンね~、人の忠告ちゃんと聴いときゃねぇ、ホント…。あぁ、勝手に食べて良いよ、チョコ。」
「リクはよく動けるな、コーヒー三杯だけなのに。」
シオは向こうでエリスと準備運動しているリクを見やった。
「アイツは昔だからタフだからね~。うらやましいよ、全く。」
「シャーロックも丈夫だな。」
次はシャーロックを見やるが、その光景は対極だ。
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