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「んじゃオメーは何すんだよアレン!」
「生憎クラブとかは苦手でさぁ。しばらくフリーやってるよ。」
「お前中学の時もそうだったろ?此処まで来たらなんかしたら?」
「いいのさリク。オレは有りの侭の日常を謳歌すんのが趣味。」
抽象的な云い回しにリクは首を傾げた。アレンは気にしない素振りでデイジーに尋ねる。
「デイジーは?やっぱ体育会系?」
「陸上。前からやってるし。」
「だから真っ黒だもんね~。あんまり焼くと肌に悪いよ?」
エリスがデイジーの肩を抱いて笑いかける。
「いーんだ。あたしは陸上に生きるんだから。」
「モテねー女の屁理くつべぶふぅっ!」
軽口叩くシャーロックの顔面に正拳付きが入る。
「エリスは?」
「私?んー…生徒会。」
エリスの発言に一同は一瞬、停止した。そのリアクションにエリスは渋い顔をする。
「もー…露骨に引かないでよー…。」
「いや、吃驚しただけだぜ?!執行部の一員になるだけでもハンパねー倍率じゃん!」
シャーロックが興奮した様子で語ると、
「かなり実力厳しく審査されんだろ?大変だな。」
リクも舌を巻いた。
「まぁ、私がいけるかわかんないんだけどさ。」
恥ずかしげに頬を掻きながらも、
「でも私、やっぱ仕切りたがりで…誰かの役に立つ生き方したいんだよね、なら一番手っ取り早いかなぁって。」
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