Ⅰ 1 美少女とならし部

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…入学式から4日たった。 あれから、ならし部の噂をよく耳にするが少年に興味はない。 (オーケストラ部でもはいるかな) 放課後、少年はオーケストラ部の見学にいこうと活動している教室に向かった。 ゴツ❗❗ (いってえ‼最低だな‼) 「ごめんなさい」 少年が見上げると、トンボ(グラウンド整備用の)を持った少女がいた。 どうやらトンボが頭にぶつかったようだ。 「いいよ💦でも室内でなんでトンボ持ってるの?」 (このこ、可愛い…) 少女は 「私は、ならし部なの。新入部員でマネージャーだけど。夜野先輩に頼まれてトンボを手入れしていたの」 と素早く答えた。 少女は155センチぐらい。髪を小さく2つにむすんでいて、ズボンをすこしまくっている。 凄い美少女だ。 「そうだ‼君もならし部見学にきなよ💕名前は?」 「い…稲馬清志。き…きみは?」 「蟻我由紀奈❗よろぴくね。うふっ。」 少女は満面の笑みを浮かべ戸惑う稲馬を無理やりグラウンドに連れて行った…
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