小さな恋の物語

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~13年前~ 母「お願いします!フォネットさん!!」 フ「残念だが、いくらあなたでも無理だよ。」 父「そんな…。」 ジ「パパァ?どうしたの?」 このころ母と父は、資金集めに励んでいた。 そして、最有力候補だった昔からの友だちの『トーマス・フォネット』に断られた。 ト「ジャック、マリア。もう起きたのか?」 ジ「うん、早いでしょ!」 マ「お兄ちゃんが早いから‥、まだ眠いのに…。」 母「私も、なんとかしてこの子を産みたいの…。」 父「…わかってるよ。」 そう、『ソフィア』を産むための資金集めだ。 ト「‥わかりました、貸しましょう!」 母「え?」 ト「そのかわり返して下さいよ?」 父「‥あ、ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!」 こうして、ソフィアが生まれた。 しかし、トーマスは病気がちのマリアの手術のため 『時間がなくなったから、明日返してほしい。』 といった。 ―――――――― ――――――― ―――――― ――――― ―――― ――― ―― ジ「もうわかっただろ?」 ソ「返せないから、殺したの?トーマスさん‥。ジャックの父親を?」 母「‥‥‥えぇ。」 ジ「俺はマリアを守るため生きたよ!辛かったさ!」 父「すまなかった‥。」 ジ「でも、金だけはどうにもならなかった。」 ソ「‥‥マリアちゃんは…。」 ジ「死んだよ、親父の死…殺された、1ヶ月後にな!!」 なんで、お母様とお父様は殺したの? 返せる分だけ返して、謝ることはできなかったの? なんで、私の為に…たくさんの犠牲が出てるの? 私が生まれなければ、よかったの?
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