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ド「‥‥ソフィアチャン。」
ソ「‥‥‥‥‥‥‥‥‥。」
ド「ハァ、ハァ。くっそ!消えろ!この国は消えるんだ!!!」
ソ「…スノウ‥?」
ス「……やっと、思い出してくれた。ソフィアちゃん!」
ソ「‥‥小狼の、スノウ。私の大好きなスノウ‥。」
ス「ぼくも、大好きだよ。ソフィアちゃんのこと♪」
パアァァァァァァァァッ
黒い闇のような空は、明るく光が戻ってくる。
倒れていた木や、枯れた花、死んだ動物たちも元に戻る。
壊れたお城、怪我した兵隊みんな元通りになる。
ソ「スノウ、ごめんね。気づいてあげられなくて‥。」
ス「僕は幸せだよ。ソフィアちゃん!…いや、マリア。」
ソ「マリア‥‥?え?‥‥‥スカイ?」
ス「あ、本当に思い出した♪」
ファァッ
銀色の髪、銀色の目、薄いピンクの唇、白い肌。
金色の髪、金色の目、濃いピンクの唇、白い肌。
小さな、小狼と、未熟なお姫様。
2人の本当の姿は、妖精だったのでしょうか?
きっとそうでしょう。
幸せを運ぶ小さな妖精、キレイでかわいい妖精。
ジ「マリア…!」
父「ソフィアが、マリアちゃん?」
母「そっくり…、いや。ホンモノなのね。」
「行こう、マリア。」
「うん、スカイ。」
これは、小さな2人の小さな恋の物語。
まだ、始まったばかりの…恋の物語だ。
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