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お姉ちゃん。
なんで、いなくなっちゃったの?
私、幸せになれないよ‥‥。
女「瞬!待ってよ‥!」
瞬「悪い、理沙。俺、もうお前とはムリなんだよ。」
理「やだっ!瞬!」
私、『駒川 理沙』と『廣田 瞬』は付き合っていた。
今、瞬に別れを告げられた。
理由は、瞬のいつもの別れゼリフ‥。
瞬「お前にはもっといい男がいるよ。」
瞬は、遊び人。
決めゼリフは、
『俺と恋愛してみない?』
『お前にはもっといい男がいるよ。』
の2つ。
本当に、好きで好きで‥ただ好きだったから告白しようとした。
そしたら、瞬から言ってくれた。あの決めゼリフを。
瞬「理沙、頼むから離してくれよ‥。」
理「また、違う女の人と付き合うの?」
瞬「理沙、人生はたくさんの出会いでできてるんだ。」
理「バカ!!」
チュッ
初めて、あたしからしたキス。
いつもは瞬からだった。
瞬「理沙っ!やめろっ!!!!」
理「しゅ、しゅん‥?」
瞬「‥…ごめん。」
あきらかにいつもと違う‥。
理「どうしたの?瞬?」
瞬「ごめん、俺キスは誰かからされたくなかったんだ。」
理「なんで?」
瞬「俺の一生愛する人が、最期にキスしてくれたから…。」
理「‥‥美沙のこと…か。」
あきらめたように、ため息が出る。
瞬「知ってたのか‥。ごめんな、理沙。」
理「また美沙の勝ちかー!」
空に向かって叫ぶ。
瞬「…理沙やっぱ、俺ら付き合お。」
理「え!い、いいの‥?」
瞬「なんか、今理沙がすっごい愛おしい//」
初めて、瞬が照れてくれた。
顔を赤くしてくれた。
美沙お姉ちゃん。
あたしは、幸せになれそうです。
~END~
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