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ふざけて言ってみる。
｢秋ちんって何だ、秋ちんって。ちゃんと名前で呼べ!｣
｢はいはい。あきらん｣
｢…絶対バカにしてるだろ…｣
ばれてしまった。
彼が時節秋良（あきら）。
長男で俺の２つ上なのだが昔から知ってる為呼び捨てにしている。
別に何も言われないし。
｢全く…姉ちゃんも余計な事言わないでくれよな!｣
｢あら。でも本当の事だし別に損なんてしないでしょ?｣
｢ぐぅぅ…｣
完全に負けてますね。冬ねえに勝とうと思ってるのが間違いです。
｢しかしどしたん? 部活やってるんだろ?｣
すると秋良が頬を掻きながら悩んでいた。
似合わない事すんなよ。
でも…
｢ふーん。冬ねえ。秋良に女が居るぞ｣
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