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思わず目を見開いた。
あまりの不気味さにぞくっと背中がした。
そして、すぐに周りを見渡したが、それらしき人はいない。
いるのは、暑さを涼むために足を運んできた親子連れや、眼鏡をかけて新聞を読んでいるお年寄りの人たちだ。
これはきっと誰かのイタズラだ。
そうに違いない。
きっとこんな手紙を見た私を面白がっているんだ。
何にも深い意味なんてない。
そうよ。きっと今日はついてなかっただけ。
今日だけ、今日だけ。
そう自分自身に言い聞かせ続けた。
だけど、
次の日もその次の日も
全くおんなじ手紙が
おんなじ内容の手紙が
私が昼寝をして目が覚めたときに置いてあった。
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