episode_0 プロローグ

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      無限に存在する世界の一つ一つが持っている存在理由。 そしてそこに住まう全ての生命の存在意義。 その目には見えないモノは確かに存在するらしい。 まぁそんなモノが存在するのかを確かめる方法はまったくもってないけれど…… だけど、そこに存在している限り、俺たちは無意識にそれを理解してるんだって。 だからなのかな………? 俺たちは必死にそれを知ろうとして、生きている世界を彷徨い続けてる。 たとえ途方もないくらいの長い長い時間がかかったとしても… だってそれが俺たちの、生きとし生ける全ての生命の………いや、それが答えなのかなんて誰にも分かりはしないさ。 けど、誰かが言ってたっけな。 無限に存在するその謎には無限の答えが存在する。だからこそ、その全ての答えが間違いなのであり、正解なのである。 俺は哲学者じゃないから、難しい倫理的な考えなんてこれっぽっちもわかんないけど、これだけは理解できる。 『自分の出した答えをただ信じて生きていけばいい。それこそが自分の存在意義であり、理由なのだから…』
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