6人が本棚に入れています
本棚に追加
「これで準備はいいかな」
窓から見える青空を眺め、ポーチのチャックを締めながら呟いた。
まぁそこまで大きくないそれの中に出掛けるには最低必要な物、と言っても2日3日は部屋を留守にするため結構な量の荷物があるので、ある程度データ化してカードに保存し、それの中に詰め込んだ。
これはRPGゲームの世界ではなく、れっきとした現実であり、単なる科学の進歩の賜なのである。
まぁ誰に対して説明したのか不明なのはさておき、現在部屋のソファーに寝ている幼女もとい1歳年上の義妹(?)のようなパートナーを起こすために次のアクションに移った。
まぁこれだけ天気が良ければ、誰でも眠くなるだろう。
「シェリア、準備できたから起きろ~」
「………んっ」
数秒したのちモゾモゾと動き出したのを確認すると、俺はポーチを腰に装備した。
最初のコメントを投稿しよう!