episode_0 プロローグ

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「これで準備はいいかな」 窓から見える青空を眺め、ポーチのチャックを締めながら呟いた。 まぁそこまで大きくないそれの中に出掛けるには最低必要な物、と言っても2日3日は部屋を留守にするため結構な量の荷物があるので、ある程度データ化してカードに保存し、それの中に詰め込んだ。 これはRPGゲームの世界ではなく、れっきとした現実であり、単なる科学の進歩の賜なのである。 まぁ誰に対して説明したのか不明なのはさておき、現在部屋のソファーに寝ている幼女もとい1歳年上の義妹(?)のようなパートナーを起こすために次のアクションに移った。 まぁこれだけ天気が良ければ、誰でも眠くなるだろう。 「シェリア、準備できたから起きろ~」 「………んっ」 数秒したのちモゾモゾと動き出したのを確認すると、俺はポーチを腰に装備した。
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