同心持つ者

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同心持つ者

葬儀が落ち着き、四か月が経とうとしていた。   あれからもう四カ月も経とうとしているというのに、煌耶の元気は戻らなかった。 斎藤と一緒に居る時でさえも、表情は暗く、二人で沈黙の時間を過ごした。   煌耶も、斎藤の傍で押し黙って過ごす日々をいつまでも良いものだとは考えていなかった。 けれど、一度考えるとその思考はどんどんと暗い方向へ進んでしまい、沈黙へと繋がってしまった。 そんな自分が情けなくて、斎藤に申し訳なくて、ぼそりと呟いた時があった。   ―――すみません…一さん…。いつまでもうじうじして、なのに一さんのお部屋をお借りしてしまって……。自分の部屋でうじうじしてればいいのに…。   これからは自分の部屋で籠っています、とどんよりとした顔で立ち上がろうとする煌耶を、斎藤は引き留め肩を抱き寄せた。
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