二、運命の歯車

4/17
前へ
/72ページ
次へ
私は携帯を取り出して、何気なくいじっていた。 何かしてないと落ち着かないから… 「………おい」 内山さんの低い声が、私の耳に入った。 私を…呼んだ? 「な…なんでしょうか?」 振り返って内山さんに返事をした。 顔は相変わらず怖い。 「お前…今日終わったら時間あるか?」 えぇ!?いきなりなんでそんなの聞く? 「えっ…?今日…ですか?」 「時間あるなら俺に付き合え」 「は…はい…」 私は拒否することが出来なかった。 嘘言って逃げればよかったのに…逃げれなかった。 てかほとんど話したことすらないのに、なんでわざわざ私なのか理解できない…
/72ページ

最初のコメントを投稿しよう!

68人が本棚に入れています
本棚に追加