二、運命の歯車

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翌朝、いつも通りに会社に出勤。 自分の席に座ると、内山さんが寄ってくる。 「昨日は…ありがとう。また…近い内いろいろ聞くかもしれんが…」 「気にしなくていいですよ。私でよければいつでも」 内山さんとの会話はそこで終わった。 それを有紀は微妙な顔をしながら見ていた。 「春華…内山さんと昨日何かあったの?」 「えっ?何もないよ?ただ相談に乗っただけ」 「そう…」 有紀はチラッと内山さんの方を見る。 …有紀は…内山さんのこと…どう思っているのだろうか?
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