三、目覚める想い

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うどんを食べながら雑談が続く。 「内山さん…」 「あぁ…そういえば二人に言うの忘れた。俺のことは普通に名前で呼んで構わん」 二人って…私も名前で呼んでいいんだ。 ちょっと嬉しいかも。 「では…徹さん。貴方は今お幾つです?」 「俺か?俺は29だ。二人は同い年だろ?」 「いいえ。私と春華は一つ違います。私の方が年上で…」 「そうなのか。同じ時期に入ってきたからてっきり同じだと思ってた」 …なんか私…妙に会話に入れない… ちょっと寂しい…けど、ここは我慢しよう… 内山さん…じゃなくて徹さんが有紀と話すのはとってもいいことなんだ。 邪魔したら悪いもんね…
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