三、目覚める想い

7/19
前へ
/72ページ
次へ
有紀の中で徹さんのイメージが変わったことは確かだ。 私は冗談半分で有紀に聞いてみる。 「有紀、徹さんのこと好きになっちゃったりした?」 「そうね…ああいうタイプなら…好きになるかも…」 ……ドクン… 痛い… 何…今の… 今まで感じたことない胸の痛み… 「…そっかぁ。有紀強い。人がタイプって言ってたもんね。徹さんぴったりじゃない?」 「まだ分からないけどね」 私は強がった。 でも今何故かすごい泣きたい… 一体…何だって言うんだろう?
/72ページ

最初のコメントを投稿しよう!

68人が本棚に入れています
本棚に追加