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おはよう、そして・・・さよなら
俺の朝は毎朝お決まりの目覚ましで始まる。
「ピピピピピ・・・・」
「ピピピピピ・・・・」
「んっ・・・あぁ・・・はいはい今起きますよ~っと」
俺は目覚ましを止めると背伸びをしながら時計を見た。
「あっ・・・あれ!?」
時計の針は短針が8、長針が2を指していた。
「もしかして、これはひじょ~にあれな状況なのでは・・・」
「何やってるの遅刻するわよ!!」
下の台所から母親の怒り宿した声が聞こえた。
「今行くよ💦」
俺は学校の制服を適当に着ると朝飯も食べずに、早々に家を出た。
「まったく・・・あの時間にルーズな所は誰に似たのかしらね」母さんは微妙な笑みを仏壇に送った。
一方俺は愛用の自転車にまたがり、学校への道を走り出した。
いつもの変わらぬ日常を信じて・・・
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