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「遅刻すんで?後ろ乗る?」 「え…ええの?」 「おん。はよのり」 たっちょんの後ろに乗ってお腹に手を回す どきどき、どきどき やっかし好きやなー、とか思ったり 小学生から僕はたっちょんに片思い 想いを伝えようなんて考えたことはない。 「はい、とーちゃく。」 「ありがとぉ、」 裏門に自転車を止めて教室に向かう 6クラスまであるこの学校で僕は1組、たっちょんは6組 小学校から一回も同じクラスになったことはなかった  
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